日本小児科医会が「子どもの心のケアのために」を配布

日本小児科医会
http://jpa.umin.jp/
が、自然災害や人的災害に巻きこまれた子どもに対応するための「子どもの心のケアのために」を配布しています。

↓「子どもの心のケアのために」はこちらです(PDFファイルです)↓
http://jpa.umin.jp/download/kokoro/PTSD.pdf

震災などにあった子どもたちが見せる反応と大人にできる対応を、子どもの年齢別にまとめています。
一部を抜粋して紹介します。

【幼児期までの子ども】
今まで”安全であった世界”がそうでなくなったと感じています。安全である事を確認するために、家族への遺族が強くなります。
【小学生】
この年齢の子どもたちにも赤ちゃん返りが起こります。加えて友達間の問題や落ち着きのなさ、集中力の低下、学業不振など学校での問題も生じてきます。
【中・高校生】
この年齢の子どもたちは、ほとんど大人と変わらない反応が見られます。元気がなくなり、それまで活動的だった子どもが家にこもってしまうこともあります。大人と同じようにうつ的になったり、ひどい場合は「死」を考える様になったりします。

*大人にできる支援*
●「大丈夫だよ」と言葉に出して子どもに伝えることが大事です
●何度でも子どもの話に耳を傾けてください
●睡眠や食事などの日常生活を今まで通りに続けてください
●時間と共に自分らしさを取り戻せることを伝えましょう
●楽しみにしていることは続けさせてください

子ども一人ひとりを尊重し、あたたかく見守りたいですね。