このブログでは、防災や災害からの復興に、女性の視点が不可欠であることについて、情報発信を続けてきました。
「女性の声を反映させたい」
そんな思いを抱えた人々が集まり、「東日本大震災女性支援ネットワーク」が発足しました。
以下概要です***
●ネットワークの目的
被災した人々の多様性に配慮し、脆弱性の高い人々の中でも特に女性の権利が満たされる環境を作ります。女性の視点が尊重される支援を求め、被災した女性たちが救援や復興に主体的に関わることができるような過程を支えていきます。また、救援・復興に関わる団体や個人が、ジェンダー視点を理解し重視する救援活動および復興計画の策定・実施するよう推進します
●活動分野
国内外の災害支援・復興に関わった個人や団体、また女性たちの人権を守るための支援活動に従事してきた団体・個人を中心にネットワークを組み、緊急救援から復興・まちづくりの過程において、被災者支援の政策、国家レベルの復興計画にジェンダーの視点を取り入れるために以下の分野で活動を予定しています。
・調査
・政策アドボカシー
・メディアワーク
・研修・人材育成
・支援団体の後方支援・組織強化
●ネットワークの構成
[共同代表]
竹信 三恵子(和光大学教授/元朝日新聞編集委員兼論説委員)
中島 明子 (工学博士、和洋女子大学教授)
[世話人]
赤石千衣子(NPO法人しんぶるまざあず・ふぉーらむ代表理事・ふぇみん婦人民主新聞編集長)
瀬山紀子(DPI女性障害者ネットワークメンバー・アジア女性資料センター運営委員)
崔善愛(ピアニスト)
角田由紀子(弁護士/女性の安全と健康のための支援教育センター 代表理事)
正井礼子(NPO法人ウィメンズネット・こうべ 代表理事)
山下梓(ゲイジャパンニュース共同代表)
●支援協力団体(予定)
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福島
NPO法人全国女性シェルターネット
NPO法人ハーティ仙台
みやぎジョネット
NPO法人参画プランニング・いわて
NPO法人女性の安全と健康のための教育支援センター
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様々なメディアにも取り上げられました。
2011年5月24日付「毎日.jp」
【<東日本大震災>女性支援ネットワークが発足】
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110525k0000m040020000c.html
2011年5月21日付「OurPlanet-TV」
【東日本大震災女性支援ネットワークが発足~スタッフも募集】
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1060
女性が、震災に起因する様々な問題の被害に遭わないために、このネットワークが広がってほしいです。