当プロジェクトについて

【緊急プロジェクト】ご協力は こちらから
【緊急プロジェクト】最近の活動は こちらから、カードの注文はこちらから

いま、東北地方太平洋沖地震後おきてしまっていることについては こちらから
女性・子ども視点の避難所作り・復興活動の情報は こちらから
過去の災害から学ぶ、暴力予防活動は こちらから(海外)(阪神淡路

【運営団体】については こちらから

本日でプロジェクトの活動は終了です

9月15日のブログで報告させていただいた通り、私たち「震災後の女性・子ども応援プロジェクト」の、「災害直後の暴力予防の活動」というミッションは、10月末で終了いたします。
これまでたくさんの方とご縁をいただき感謝申し上げます。

震災プロジェクトの活動報告はこちらをご覧ください。

またプロジェクト終了に伴い、銀行口座を閉鎖いたします。
たくさんの方から寄付のご協力を賜り、心からお礼申し上げます。
*会計の中間報告はこちらをご覧ください
 最終報告は追って掲載いたします。

今後はプロジェクトを構成していた各団体がそれぞれで、東日本大震災女性支援ネットワークの、研修チーム(ボランティア研修、 training the trainers など)や、テレビパープル「震災と女性・子ども」シリーズの作成に携わらせていただきます。
震災後、そして平時の性暴力をなくす活動を、展開してまいります。

震災プロジェクトを通じていただいたご縁を大切にするとともに、これからもご指導を賜れれば、大変光栄です。
今後ともよろしくお願いいたします。

震災プロジェクト「活動報告」ができました

私たち「震災後の女性・子ども応援プロジェクト」の活動報告ができました。
是非ご覧ください!

【「活動報告」はこちらからご覧いただけます(PDFファイルです)】

たくさんの皆様のお力をいただき、活動を展開してまいりました。
改めてお礼申し上げます。

【10/27-29】原発いらない福島の女たち&【10/30-11/5】原発いらない全国の女たち

東日本大震災で、地震だけでなく原発による放射能被害に遭った福島。

これまで隠されてきた原発のリスクが次々と明らかになり、様々な情報が錯綜し、何が正しいのかさっぱり分からない。
震災発生から7カ月が経過しても、不安な日々が続いています。

特に、子ども、そして子どもを授かっている妊婦たちへの放射能の影響が懸念されています。

そんな中、「福島から100人の女性たちが霞が関に向かう」という目標で、様々な動きが出ています。
まず10月27-29日は「原発いらない福島の女たち」が、続いて10月30―11月5日は「原発いらない全国の女たち」が、霞が関の経済産業省前で座り込みを行います。
現在参加者を募集しています。

【「原発いらない福島の女たち」座り込みの詳細はこちら】
【「原発いらない全国の女たち」座り込みの詳細はこちら】

女性、子ども、すべての人がこの国で安心して暮らせるために。
同じ思いを持つ人たちがつながりあい、行動していくことが求められています。

【10/29:東京】東日本大震災 私たちだからできること~Pray and Action~

震災プロジェクト共同代表藤原志帆子が登壇する、東日本大震災関連イベントが開催されますので、紹介します。

◇◆━━━━━━━━
◆ 【10/29:東京】東日本大震災 私たちだからできること 
◇   ~Pray  and  Action
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~今、“私たちだからできること”って、なんだろう~

311日に起こった東日本大震災から半年経ち、復興に向けた力強い動きがあちこちで見られるようになりました。
経済再生、エネルギー資源の見直しなどが進められる中、忘れてはならない存在があります。

それは、女性です。

あらゆる人々が安心して暮らせる社会の実現には、女性の視点が欠かせません。
このシンポジウムでは、被災地で女性を応援する活動を手がけてきた団体の方に、お話を伺います。
被災地で女性はどのような状況にあったのか。
これからのまちづくりに女性はどのように関わることが求められるのか。
そして今、“私たちだからできること”を考えます。
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 東日本大震災 私たちだからできること 
 ~Pray  and  Action
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★日時
20111029日(土)14001630

★場所
*女性就業支援センター(旧女性と仕事の未来館)第一セミナー室
JR田町駅三田口(西口)から徒歩3
都営浅草線・三田線三田駅A1出口から徒歩1

★内容
【基調講演】
センダイポデロサ日記 門間尚子さん
「“私たちだから”できること」

【シンポジウム】
「“女性や子どもが主体”になれる復興のかたち」

インパクト東京 森山奈央美さん
「震災を通じて考える“私を守れる、私”」

「“震災後の社会”が性暴力を許さない社会になるために」

★定員
80名(先着順)

★参加費
1500
※高校生以下無料、お子様連れ大歓迎です
※参加費は運営費を除き、「センダイポデロサ日記」
「震災後の女性・子ども応援プロジェクト」
「災害時の性暴力・DV防止ネットワーク」に寄付します

★参加申込
*メールにてお申し込みください
※件名を「1029日シンポジウム申込」
※本文に申込者名を記入し、送信してください

★主催・お問い合わせ
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被災地で「女性支援者のための安全研修」が開催されます

私たち震災プロジェクトとともに「自分を大切に やくそくカード」を作成したNPO法人ライフライツ・インパクト東京が、被災地で活動する女性支援者を対象とした研修を開催しますので、紹介します。

***

女性支援者のための安全研修
~ 「女性への暴力」を予防する! 身を守るスキルを習得する! ~

【チラシはこちらです(PDFファイルが開きます)】

【研修内容 】
研修はレクチャーと実技からなります。実技は、女性が元々もっている力を有効に使うため、年齢や体格・運動能力に関係なく誰にでもできます。ターゲットにされない立ち方と歩き方、声の出し方、つかまれた手の振りほどき方など、日常に使えるものから“いざという時の逃げ方まで、自分で自分を守る方法を体を動かしながら楽しく習得できます。また技術だけで守ることは難しく、“自分って大事なんだ!”という感覚こそが、あなたを守る大きな力となります。レクチャーを通じて「守るべき価値ある自分」についても学んでいきます。
【研修の特徴・ポイント】
□誰でも簡単にできて、1日で習得OK!
□体を動かしてストレス発散!
□メンタル面を重視、自己尊重感UP!
□なぜ暴力が起きるのか?、“予防”の眼を養う!

【日時】
< ① 岩手エリア >
平成23年10月26日(水)10:00~16:00

< ② 山形エリア >
平成23年11月16日(水)10:00~16:00

< ③ 山形エリア >
平成23年11月17日(木)10:00~16:00

< ④ 仙台エリア >
平成23年12月9日(金)10:00~16:00

< ⑤ 仙台エリア >
平成23年12月15日(木)10:00~16:00

【当日の流れ(予定)】
10:00- レクチャー&実技
12:00- お昼休憩
13:00- レクチャー&実技
15:00- 交流会
16:00- 終了
※全日程とも内容は同じです。ご都合のよい日にご参加下さい

【対象】
行政職員、社会福祉協議会職員、ボランティアセンタースタッフ、子育て支援など支援業務に従事している方、地域リーダー、NPOスタッフ、これから支援活動を考えている方、等。

【受講条件】
女性(申し訳ありませんが、男性の方は受講できません)
2月頃に実施するアンケートに協力してくれる方

【持ち物】
筆記用具

【服装】
動きやすい服装(スカート不可)

【定員】各20名
※要事前申込・先着順。

【受講料】無料

【お申込み方法】
※エリアによって違いますので、ご注意下さい。また先着順となりますので、お早めにどうぞ。

■岩手エリア
NPO法人遠野まごころネット事務局 担当:細川・大橋
TEL 0198-62-1001 メール tonomagokorogmail.com

■山形エリア
山形県男女共同参画センター・チェリア
電話・FAX・郵便にて受付け(住所・氏名・TEL・託児の有無を明記してください)
990-0041山形県緑町1236 山形県男女共同参画センター・チェリア
TEL 023629-7751  FAX 023-629-7752 

■仙台エリア
仙台市男女共同参画推進センター エル・ソーラ仙台 管理事業係
TEL 022-268-8044  FAX 022-268-8045
インターネット http://www.sendai-l.jp/
※④⑤ともに1026日(水)9:00~受付開始

【女性のための支援者研修事業について】
自然災害が起こると、犯罪行為や暴力的行為が増加する傾向にあります。また、避難所や仮設住宅などの死角や暗い場所は女性や子どもに不安感を与えたり、犯罪の発生も危惧されます。
女性や子どもの支援にあたる行政やボランティアセンター、NPO等のスタッフが、暴力から身を守るためのスキルを学び、全ての女性と子どもそしてボランティアにそのスキルを伝え、“安全・安心”を皆で築いていきたいと考えています。

【主催】
NPO法人ライフライツ・インパクト東京は、阪神・淡路大震災時に女性に対する性暴力が起こったことをきっかけに1997年に活動を開始。以来女性と子どもに、安全確保・意思表示・心と体を守る方法を学ぶプログラムを提供しています

【後援】
社会福祉法人遠野市社会福祉協議会、NPO法人遠野まごころネット、NPO法人 国際協力NGOセンター、エンパワメント山形、緑水の森再生委員会、山形県男女共同参画センターチェリア、山形県子育て推進部青少年・男女共同参画課、(財)せんだい男女共同参画財団
※本事業は独立行政法人福祉医療機構の助成により実施されます

***

支援者が自分を守る大切さを知ること。
それは支援者自身の安全を確保するだけでなく、被災者に自分を守る大切さを伝え、被災者を守ることにつながります。

なぜ被災地で自分の身を守る方法を改めて考える必要があるのか。
この研修が、その大切さを伝えるきっかけになったらいいなと思います。



ハイチ:女性や子どもに届かない支援

東日本大震災から7か月が経ちましたが、原発の影響も大きく、まだまだ復興が思うように進んでいないところもありますね。
特に女性や子どもへの視点を持った支援は、なかなか行き届きません。

海外でも、女性や子どもへの支援が不足し、危険な状況に置かれていることが報告されています。

2010年に大地震が起こったハイチでは、震災から1年半以上経った今も、難民生活を送っている弱い立場の女性や少女が、非常に危険な状況で暮らしていることが、人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチの調査で明らかになりました。
【調査報告はこちらです】

難民キャンプのテントや路上での生活により、女性・子どもが性暴力に遭うリスクは非常に高くなっています。
さらに食糧不足により、女性が性と引き換えに食糧を確保せざるをえない状況もあります。

もともと弱い立場に置かれている女性・子どもが抱えている問題が、震災によって顕在化します。
それは海外だけでなく、ここ日本でも同様です。

私たちは、日頃の生活の中で抱えている課題に、もっと敏感になり、その感性を持って被災地の復興に取り組む必要があるのではないでしょうか。

子どもの声を聴く

今日は「東日本大震災子ども支援ネットワーク」の活動を紹介します。
【ウェブサイトはこちらです】

このネットワークは、東日本大震災からの復興において、子どもの視点を大切にした「子どもにやさしいまち」づくりを推進し、子どもを支援する機関・団体をつなぐことを目指して活動しています。
復興のまちづくりにおいては、どうしても、声の大きな大人の声が反映されがちです。
そうした中で、子どもの視点を大切にするために、様々な活動を展開しています。

まず、「子どもの目 子どもの声」というコーナーでは、子どもの声をそのまま掲載しています。
これまでに、100人を超える子どもの声が寄せられています。
【「子どもの目 子どもの声」はこちら】

具体的な活動としては、福島県の子どもたちが、豊かな自然の中で3日間を過ごした「サマーレスパイトデイズ~震災で疲れた体に休息を」、子どもたちの支援を優先するために、岩手県大槌町で「青空座談会」等を開催しています。

また、避難した子どもたちの状況調査や、今後への政策提言を取りまとめています。
状況調査では、被災地から東京に転入してきた子どもたちの人数や、サポート体制などが、市区町村別にまとめられています。
【「震災により避難した子どもたちの状況調査」はこちら】
政策提言については、自治体などから出された復興計画に対して発言するとともに、ネットワークが開催する意見交換会を通じて、「子どもにやさしいまち」づくりを検討しています。
【提言の一覧はこちら】

「子どもの声を大切にしよう!」「未来を担う子どもが優先されなければ!」という掛け声は少なくありません。
でも、私たち大人は、子どもたちの声を、本当に聞いているのでしょうか。
もしかして「大人が想像した子ども」をイメージしているだけではないでしょうか。

当事者の声を聴かなければ、本当の状況は分かりません。
親だけでなく、大人、社会全体が、子どもの声に、もっと耳を傾ける必要がありますね。

「震災とセクシュアル・マイノリティ」TV放送を開始しました

このたびパープルプロジェクトのご協力をいただき、「震災と女性・子ども」TV第二弾ができました。

テーマは「震災とセクシュアル・マイノリティ」


「震災とセクシュアル・マイノリティ?」と思われた方も少なくないと思います。
セクシュアル・マイノリティは、日頃からの生きづらさに加え、震災により、以下のような困難を抱えます。

・怪我をして治療を受ける際等にそれまで隠してきたセクシュアル・マイノリティであることが周囲に知らされる
・男女別に扱われる避難所で辛い思いをする
・ホルモン治療の継続が難しくなる
・同性パートナーがいる場合、パートナーの被災状況や生死に関する情報が入らない

セクシュアル・マイノリティであることによって、本人が希望しないところでプライバシーが露呈する。
これはまさに性暴力です。

このTVを機に、少しでも関心を持ってくださる方が増えれば、とても嬉しいです。
是非ご覧ください。

被災地の17年後

1995117日。
巨大地震が日本列島を襲いました。
阪神・淡路大震災です。
今回、17年前の被災地である淡路島を訪ねてきました。

淡路島は漁業と農業のまち。
地域の人間関係が深く、人口における高齢者比率が高い。
まさに東日本大震災の被災地と似ているところがたくさんあります。

今回は、島をめぐった後、震災を学ぶことができる北淡震災記念公園を見学してきました。

↑公園は、野島断層保存館、セミナーハウスなどで構成されています↑

↑野島断層保存館に入ってすぐ、当時の状況が再現されています↑

↑震災で大きな被害をもたらした野島断層がそのまま残されています↑

↑地震によりひび割れた壁 住居の再現などもあります↑


今回、野島断層保存館課長であり、震災の語りべ事務局を担当されている池本啓二さんに、お話を伺うことができました。

↑突然の訪問にもかかわらず快くお時間を割いてくださり感謝です↑

***

Q:阪神・淡路大震災当時の様子を教えてください
A:兵庫県川西市で被災しました。淡路島は、いなかなので、都会である他の被災地とはまた違った状況がありました。特に、人と人とのつながりを大切にする土地柄の中で、震災時にも多くの助け合いがありました。
北淡町(震災当時。現在は淡路市)では、残念ながら39名の方が亡くなったのですが、実は約300名が生き埋めになっていました。日頃から顔を合わせる関係ができていたので、自分たちで救出活動を行った結果、多くの命を救うことができました。特に消防団が活躍しました。この島では「消防団に入ることが大人の仲間入り」と言われるほど、消防団に入ることが当たり前になっており、組織率も高いです。

Q:阪神・淡路大震災の時、女性や子どもはどのような状況に置かれたのでしょうか。
A:被災後においては、どうしても男目線で活動せざるをえず、男性中心になってしまったところもあります。未曾有の災害であったこともあり、誰も何も分からない中、女性・子どもに対する配慮ができなかったところもあると感じています。当時の失敗を今後に活かしていく必要があります。

Q:淡路島がここまで復興した原動力はなんだったのでしょうか
A:淡路島はいなかであり、「ここに住むしかない」という人が少なくありません。先祖代々この島に住み、この島で仕事をしてきました。「ここでもう一度生活を立て直していくしかない」という想いがありました。
ただ、震災前のすべてが取り戻せたわけではありません。北淡町は、人口が約1,000人減りました。若い人を中心に、島外に人口が流出しました。

Q:震災を伝える「語り部」としての活動について教えてください
A:当初は語り部の事務局のみを担当していましたが、現在は、自身も語り部として年30回ほど、保存館を見学に来た小中学生を中心に、震災の体験を話しています。阪神・淡路大震災後に生まれ、震災を知らない子どもが増えました。今後また災害が起こった時、少しでも被害を減らしたいという思い、語り部として活動することにしました。

Q:語りべとして大切にされていることを教えてください
A:「備える」ことです。ちょっとしたことでも、何でもいいから備える。そして、日頃から、人と人とのつながりを大切にしておくことです。

Q:皆さんにメッセージをお願いします
A:東日本大震災の復興から、たくさんのことを学ぶ必要があります。南海・東海地震は今後必ず起こると言われています。「次は自分」です。
また今回の震災では、津波の恐ろしさばかりが取り上げられていますが、直下型の地震も甚大な被害が起こります。「津波が来ない場所だから安心」ということはありません。
自分の命を守るために、備えることが大切です。

***

「備える」という言葉のとおり、公園には、たくさんの、「備える」大切さを伝えるものがありました。


↑防災グッズが販売されています↑

↑レストランにも当たり前のように啓発のチラシが貼られています↑

↑そのレストランで販売されている、淡路の名産である淡路牛と玉ねぎをつかった牛丼です↑

住民自らが、住み慣れたまちを復興させていく。
その大切さを改めて感じるとともに、私たちは過去の震災、そして東日本大震災から、もっと多くのことを学ばねばならないと思いました。


福島復興フォーラムに参加してきました

新しい公共をつくる市民キャビネットが主催する「福島復興フォーラム」に参加してきましたので、報告します。



午前中はワールドカフェ形式で、各々の想いを共有しました。

午後は、桜井相馬市長の講演もあり、たくさんの来場者で埋まりました。
講演の様子はU-STREAMでご覧になれます。

第一部現地報告 ならびに 第二部基調講演
※桜井南相馬市長のお話は1:17:20 -1:47:00です


なおイベントの様子はNHKニュースでも取り上げられたそうです。






 
震災プロジェクトのチラシとカードも配布していただきました。

被災地の性暴力を防ぐには、平時における安心・安全の街づくりがかかせません。
そこで、復興において、女性・子どもの視点を入れる大切さが伝えていくことが、とても大切です。

各自治体で復興に向けた話し合いが進められていますが、メンバーの中で女性は本当に少数、「一人もいない」なんてこともあります。


まずはこうしたところから変えていく必要がありますね。







震災後の女性・子ども応援プロジェクトの今後の予定

本プロジェクトは三つの団体で立ち上がり、震災直後の3ヶ月を重点的に混沌とした中での弱者への暴力を防ぐために開始しました。自分を大切にするよカードの配布も、全国の皆様、被災されながらも被災地で活躍される皆様のおかげで広く浸透しています。

今後の予定として、震災プロジェクトのミッションである災害直後の暴力予防の活動は10月末で終了することになります。大変多くの個人の皆様の寄付を頂き実行できました、10月に入りましたら会計を含めウェブで報告させていただきます

しかしながら、弱者のための活動という意味では、今後が大変重要な時期になります。
今後は、当団体としては東日本大震災女性支援ネットワーク
http://www.risetogetherjp.org/

にて、研修チーム(ボランティア研修、 training the trainers など)として関わらせていただきます。
このネットワークは、復興のフェーズにあわせた様々な取り組みを行っています。
本プロジェクト達成にご尽力くださった皆様にもお力をお借りしなければいけないこともあると思っております。今後とも、ご教示をいただけたら幸いです。

【9/17:東京】東日本大震災 支援者・ボランティアのための語りあい

女性に安心・安全な場所の提供とエンパワメントのための自己尊重講座・カウンセリングを提供するNPO法人「サポートハウスじょむ」が、東日本大震災支援者・ボランティアに向けたセミナーを開催しますので、紹介します。
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東日本大震災 支援者・ボランティアのための語りあい
~息の長い支援を続けるために~
☆日本財団 助成企画☆
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特定非営利活動法人サポートハウスじょむでは、東日本大震災の支援活動を行っている方やボランティアに行かれた方が体験し、感じたリアルな世界をリアルな言葉で語りあい、分かちあう時
間を企画しました。

みなさんが色々な場所で経験されてきたこと、感情、気持ち、想いをありのままに語り、聴き、分かちあうことで、心と体を少しリフレッシュしませんか。
もちろん静かに耳を傾けるだけでも大丈夫。

・行く前に感じていたこと…
・現地で感じたこと…
・帰ってきてから感じたこと…
・今、感じていること…
・気になること…
・こんなこと言っていいのかな、ということ…
・整理できていないこと…
・伝えたいこと…
・今後どう活かしていきたいか…

皆さんの経験や感情をシェアすることで、息の長い復興支援を続けていくことの小さな助けになれば…と考えています。

ふらりと散歩に出かけるように、どうぞお気軽にお越しください。
みなさまのお申し込みをお待ちしております。

■対象:災害支援活動やボランティア活動をされた方、現在行われている方、関心のある方

■日にち:917日(土)

■時間:14時から1630

■場所:渋谷区文化総合センター8階 女性センターアイリス 第1会議室
(渋谷駅徒歩5分)

■定員:10名(事前申込要)

■参加費:500

■ファシリテーター:篠田あき(カウンセラー)、二木泉

お申し込みは、お名前、お電話番号、メールアドレスを明記の上下記メールアドレスにご連絡をお願いいたします。
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<主催> 特定非営利活動法人 サポートハウスじょむ
    mailinfo@jomu.org
    電話・fax03-3320-5307
    hphttp://jomu.org/
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江東ボランティアまつりに出展しました

9月5日のブログで紹介した「江東ボランティアまつり」に出展してきました。
当日の様子を報告します。

↑毎年3000人以上が来場するイベント、今年もご覧の通りの大盛況!↑

↑これまでの活動の写真を掲示しました。たくさんの方が足を止めて熱心に見てくださり、感動!↑

↑震災プロジェクトのブースです。7月12日に出演した「今私たち市民にできること」も放送しました↑

今回のボランティアまつりでは、震災がテーマとして掲げられました。そこで震災関連の展示もありました。

↑被災地の写真の紹介です↑

↑これは、避難所で1人に与えられたスペースです。たったこれだけ!実際は段ボールの仕切りはありませんでしたので、いかにプライバシーのない環境、性暴力の起こるリスクが高い環境であったかが分かります↑


↑なんと!江東区長が私たちのブースに遊びに来てくれました!是非性暴力のないまちづくりの施策を進めてください!↑


↑さらに!バイキンマンも遊びに来てくれました!性暴力、バイバイキーン!↑

そんなわけで、たくさんの方との出会いもいただくことができました。
足を運んでくださった皆さんに、あらためてお礼申し上げます。






医療ソーシャルワーカーによる相談窓口が開設されています

東京都医療社会事業協会が、被災者電話相談を開設しましたので紹介します。

病気・ケガ・介護・お金・住まいといった相談に、医療ソーシャルワーカーが応じます。

【開設期間】2011年7月1日~9月30日
【開設時間】毎週金・土 13:00~16:00
【電話番号】0120-527-242

【電話相談の詳細はこちらです】
東京都医療社会事業協会は、医療・保健分野における社会福祉の発展に努めると共に、医療ソーシャルワーカーの資質と専門技術の向上をはかり、全ての人々の医療と福祉の増進に貢献することを目的に設立されました。

医療ソーシャルワーカーとは、病院や介護・福祉施設などに来られた方の、経済的、社会的、心理的な悩みなどの相談を解決するお手伝いをする仕事です。
また地域の医療・保健・福祉機関と、連絡をとりあい、社会復帰や在宅療養への準備などのお手伝いも行っています。

被災により、これまでも病院や介護・福祉施設で過ごしていた方はもちろん、自宅で暮らしていた方も、心身に様々な症状を抱えました。
震災から半年が経つ中で、震災発生時には予想できなかった、新たな問題が生まれている人も、少なくありません。
今後の生活を考えていく上で、地域の社会資源とつながることは、とても大切です。

この電話を通じて、1人でも多くの方の悩みが軽減されることを願います。





【9/10:東京】江東ボランティアまつりにブースを出展します

震災プロジェクトがブースを出展することになりました!
出展するのは江東ボランティアまつり。
ボランティア活動にふれ、知っていただくことを目的として始まったイベントで、開催から11年目を迎えます。
今年は東日本大震災を踏まえ、東北大震災の復興支援イベントも企画されています。

震災プロジェクトでは、被災地の写真の展示や、「自分をたいせつに やくそくカード」を配布します。是非遊びに来てください!


<江東ボランティアまつり>


[日時]910日(土)10:00-15:30

[場所]江東区文化センター
東京都江東区東陽4-11-3
東西線「東陽町駅」下車 1番出口より徒歩5分

[内容]
【東北大震災復興支援イベント】
■講演会「震災ボランティアの現状と課題」(12:50~)
宮城県女川町社会福祉協議会 会長 阿部恵子氏
■福島県浪江町「請戸の田植踊」(13:30~)
■東北郷土料理「芋煮」を食べよう!
その他ボランティア体験コーナー等


シンポジウム 女性こそ主役に!災害復興 ~東日本大震災後の日本社会の在り方を問う~

シンポジウム 女性こそ主役に!災害復興
~東日本大震災後の日本社会の在り方を問う~
日 程 2011年9月8日(木)18時~20時半
内 容 東日本大震災は日本に未曾有の被害をもたらし、福島原発事故による放射能被害は現在も拡大中です。現在、復興に向けて様々な活動・支援が行われていますが、政府・県・自治体レベルにおける復興等の意思決定過程では、女性の参画は著しく低いのが現状です。
災害に強く持続可能な地域社会を再建するためには、生活者として、地域経済活動や社会活動の重要な担い手である女性たちのニーズと声を主体的に反映させることが大切です。
本シンポジウムでは、被災地の方々の声を交えながら、男女共同参画の視点から災害復興と復興支援について考えます。 ◆--詳細--◆
会 場 弁護士会館 17階1701会議室
参加費 参加費無料・事前申込要
◆臨時保育のご利用を希望される場合には、下記問い合わせ先に8月25日までにご予約ください。
パネリスト 大沢 真理氏(東京大学社会科学研究所教授)
竹信 三恵子氏(和光大学教授、東日本大震災・女性支援ネットワーク共同代表)
林 陽子氏(第二東京弁護士会、原発事故調査・検証委員会委員、女性差別撤廃委員会委員)
小島 妙子氏(仙台弁護士会)
申込み 日本弁護士連合会 人権部人権第二課
TEL:03-3580-9510 FAX:03-3580-2896
主 催 日本弁護士連合会

【9/3:東京】女性の視点で防災まちづくり~被災の現場から~

女性の視点をふまえた防災のまちづくりを考えるセミナーが開催されますので、ご案内します。

***

防災セミナー第1回 女性の視点で防災まちづくり~被災の現場から~

■日時
93() 14001630 

■場所

■講演(問題提起)
宗片恵美子さん(NPO法人イコールネット仙台代表理事、内閣府中央防災会議専門調査委員)
宗片恵美子さん・プロフィール
男女共同参画社会の実現のために幅広く取り組み活動している。2008年、仙台市の女性を対象に「災害時における女性のニーズ調査」を実施し、「女性の視点から見る防災災害復興対策に関する提言」をまとめた。今回の震災発生に伴い「せんたくネット」(被災者の洗濯物をボランティア登録し自宅で洗濯し届ける活動)を立ち上げ、被災女性のニーズを掘り起こし支援活動を行っている。また、避難所・仮設住宅の訪問を行い、女性の現状把握に努めている。627日、2011女性のチャレンジ賞(内閣府)を性暴力救援センター・大阪(SACHICO)代表加藤治子さん他2名とともに受賞

■主催・申込み・問い合わせ

***

宗方さんは、318日のブログで紹介した、内閣府中央防災会議地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会で、震災前の3月1日に、「災害時における女性のニーズ調査~なぜ防災・災害復興に女性の視点が必要か~」を提出した方です。
宮城県北部連続地震と、岩手宮城内陸地震の体験者にきめ細やかな調査を実施、ニーズを明らかにしています。

誰もが安心できる防災のまちづくりがあってはじめて、震災時に誰もが安心できる取り組みを実現できます。
暮らしつづけ、生きつづけるためのまちづくり・地域づくりに、女性の視点はなくてはならないものです。
このセミナーを通じて、多くの方が、被災地の女性の現状に心を寄せてくれたら、とても嬉しいです。

仮設住宅で事件が起きてしまいました

先日、下記のような事件が起きました。

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内縁の妻、仮設住宅で暴行され死亡…男逮捕

仮設住宅で内縁の妻の両手足を縛って監禁し、けがを負わせたとして、宮城県警石巻署は19日、同県石巻市開成、会社員浅倉正規容疑者(50)を逮捕監禁致傷の疑いで緊急逮捕した。

内縁の妻は同日、死亡し、同署は逮捕監禁致死容疑を視野に調べている。

発表によると、浅倉容疑者は同日午前0時頃、仮設住宅で、同居する無職小山田真由美さん(46)の顔を殴るなどしたうえ、タオルで両手足首を縛ったり、口をふさいだりしてけがを負わせた疑い。

同日午前7時頃、浅倉容疑者が「起きたら妻が動かなくなっていた」と119番して発覚。「妻が酒を飲み、口論になって暴れた。騒がれると近所迷惑になると思い、縛った」と供述しているという。

(2011年8月19日20時51分  読売新聞)

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仮設住宅への入居が進み、人々のプライバシーが確保された分、
仮設住宅のような人の目が届かない場所で暴力事件が起きています。

このように事件が表沙汰になるのは珍しく、
日々起こる暴力のほんの一部に過ぎません。

人々がこのような暴力の存在を認識すること、
仮設住宅や避難所等のコミュニティの人々が声を掛け合って暴力防止を心がけること、
暴力を受けた人が声を出しやすいような環境を作ること、
心のケアといったサポート、
そして一日も速い復興支援が必要ではないでしょうか。

被災地の中高生の学習を無料サポートする「希望のゼミ」

病児保育・病後児保育を手掛けるNPO法人フローレンスが、被災地の中高生向け無償サポート「希望のゼミ」を開始しましたので、ご案内します。

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●被災地の中高生向け 無償学習サポート「希望のゼミ」
〈利用応募受付:816日(火)~915日(木)〉
【公式サイトはこちら】

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■サポート内容:
(1)移動学習室利用
(2)進路相談セミナーや学習相談等個別ケア
(3)ベネッセコーポレーション「進研ゼミ」無償提供
■対象学年:
中学1~3年、高校1~3年
■定員:
600
■対象者:
(1)昨年度の世帯年収300万円以下の世帯
(2)震災の影響により、今年の世帯年収が300万以下であると予想される世帯
(3)保護者のどちらかまたは両方が死亡または行方不明の世帯
■サポート期間:
119月~133月末まで
■申し込み方法:申込用紙各種をフローレンス事務局まで郵送
(申し込み用紙はWEBからダウンロードほかコンビニでダウンロード印刷可)

当プロジェクトは20133月末まで継続する計画で、フローレンスが現地で雇用した教育支援員(応援先生)が、被災地の教育委員会や学校、自治体と協力し中高生に対し広報を行い、入会申込を募ります。
そして、移動学習室や受験セミナー、受験相談を行い、更に「進研ゼミ」の無償提供を行うことで、被災地の中学生、高校生の学習・進学を包括的にサポートし、約1年半で受験生を中心とした600人の中高生を支援します。
「希望のゼミ」という名称は、被災によって今厳しい環境下におかれた中高生のみなさんが将来の夢や進学をあきらめないよう、共に走っていきたいという思いを込めて名づけました。
 
私達は「希望のゼミ」を通じて、子ども達の可能性の最大化を通じて、東北の力強い復興に貢献することを、ここに宣言します。

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親の低所得は、子どもへの教育投資を制限し、こどもの低収入へと繋がっていく、貧困の連鎖を生み出します。
震災は、経済的打撃を招き、所得水準低下によって、塾への通学や進学を諦めざる得ない子ども達が増えることが予測されます。
希望のゼミが、多くの子どもたちの夢を応援するものとなることを、心から願っています。