英治出版
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とピースマインド・イープ
http://www.peacemind-jeap.co.jp/
が『災害時のこころのケア 被災者・支援者の方へ』を無料配布しています。
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この中に「女性が自分のためにできること」そして「子どものためにできること」が掲載されていますので、抜粋して紹介します。
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■女性が自分のためにできること■
1.女性が感じやすいストレスと女性ホルモンとの関係
・避難所で男女が同じ空間で生活するなど、震災地で感じる不安、悲しみ、苦しさといった強い感情は、女性ホルモンの働きに影響を与えます。
2.ホルモンバランスの乱れが引き起こす、からだとこころへの影響
【からだ】生理不順、頭痛、腰痛、めまい、ひえ、のぼせ、便秘、下痢、肌荒れ、抜け毛など
【こころ】不安、落ち込み、イライラ、疲労感、だるさ、不眠など
●ホルモンバランスを整えるために
【筋弛緩法】
1)肩をすくめる
2)胸をはる
3)さらに肩をすくめる
4)ペンギンのようになって息を吸って3秒止める
5)息を吐きながら脱力する
■子どものためにできること■
1.子どもにみられるストレス反応
・甘える
・できていたことができなくなる
・ひとりになることを怖がる
・災害に関わる遊びをする
・眠らない
・からだの不調を訴える
など
2.対処法
・「大丈夫だよ」など安心する言葉をかける
・災害前にしていた日課を取り入れる
・災害のニュースを見せるのは最小限にする
・地震ごっこなどの遊びは冷静に見守る
・お絵かき、作文など思いを表現できる場を設ける
・家族と離れている子どもには、世話係をつけたり、友だちと一緒に過ごす場所や時間を作る
・大人が「大丈夫だよ」と態度や言葉で示す
・お手伝いをしてもらう
・スキンシップを多くする
・目を見てよく話をきく
・子どもの気持ちを代弁し、話すきっかけをつくる
●子ども向け リラックス呼吸法
1)お腹に風船があるようにイメージさせる
2)息を吸ってお腹の風船をふくらませる
3)息を吐いてお腹の風船をへこませる
4)2~3を繰り返す
5)「よくできたね」といっぱい褒める
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震災から1か月が経過しました。
今後は張りつめていた気持ちがゆるみ、不調が出やすくなります。
自分としっかり向き合い、ゆっくり対応していきましょう。