岩手県男女共同参画センターが「災害と男女共同参画」を特集

東日本大震災から1か月が経ちましたが、余震も続いていますね。
被害が拡大しないことを願うばかりです。

被災地の一つである岩手県。
震災前の2010年10月に、岩手県男女共同参画センター
http://www.aiina.jp/danjo/index.html
が発行する「いわてdeともに通信」が、「災害と男女共同参画」を特集していましたので、紹介します。

↓全文はこちらです(PDFファイルです)↓
http://www.aiina.jp/danjo/center_dayori/15.pdf

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◆きっかけは「阪神・淡路大震災」
・1995年の阪神・淡路大震災、そして2004年の新潟県中越地震を経て、第二次男女共同参画基本計画の中に初めて「防災・災害復興」分野が設けられました。
・2008年に出された国の「防災基本計画」には、男女双方の視点に配慮した防災を進めるために、防災の現場に女性の参画を拡大することが施策化されました。

◆語り始めた女性たち
・震災後の苦悩や悲しみを打ち明け、思いを発信し始めたことにより、国や地域の防災対策の中に、女性の声が反映されるようになりました。

◆女性の視点
【高齢女性】
・阪神・淡路大震災では高齢女性が男性よりも1000人以上多く死亡しました。
【失業・リストラ】
・震災による経済低迷で解雇された人の多くは、女性のパート・アルバイト労働者でした。
【妊娠中や出産後の女性】
・震災地では妊産婦に対する育児支援が得にくく、孤立化するケースがみられました。
【性犯罪】
・長期化する避難所生活の中で性犯罪が起きていました。
【外国人女性】
・阪神・淡路大震災では、多くの外国人が被災し、死亡しました。
【避難所・ボランティア】
・避難所運営やボランティア活動の責任者を男性ばかりが担うと、女性の悩みや二ーズをくみ取れない場合があります。

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被災地からの声、今まさに反映すべき時ではないでしょうか。