今日は「東日本大震災子ども支援ネットワーク」の活動を紹介します。
【ウェブサイトはこちらです】
このネットワークは、東日本大震災からの復興において、子どもの視点を大切にした「子どもにやさしいまち」づくりを推進し、子どもを支援する機関・団体をつなぐことを目指して活動しています。
復興のまちづくりにおいては、どうしても、声の大きな大人の声が反映されがちです。
そうした中で、子どもの視点を大切にするために、様々な活動を展開しています。
まず、「子どもの目 子どもの声」というコーナーでは、子どもの声をそのまま掲載しています。
これまでに、100人を超える子どもの声が寄せられています。
【「子どもの目 子どもの声」はこちら】
具体的な活動としては、福島県の子どもたちが、豊かな自然の中で3日間を過ごした「サマーレスパイトデイズ~震災で疲れた体に休息を」、子どもたちの支援を優先するために、岩手県大槌町で「青空座談会」等を開催しています。
また、避難した子どもたちの状況調査や、今後への政策提言を取りまとめています。
状況調査では、被災地から東京に転入してきた子どもたちの人数や、サポート体制などが、市区町村別にまとめられています。
【「震災により避難した子どもたちの状況調査」はこちら】
政策提言については、自治体などから出された復興計画に対して発言するとともに、ネットワークが開催する意見交換会を通じて、「子どもにやさしいまち」づくりを検討しています。
【提言の一覧はこちら】
「子どもの声を大切にしよう!」「未来を担う子どもが優先されなければ!」という掛け声は少なくありません。
でも、私たち大人は、子どもたちの声を、本当に聞いているのでしょうか。
もしかして「大人が想像した子ども」をイメージしているだけではないでしょうか。
当事者の声を聴かなければ、本当の状況は分かりません。
親だけでなく、大人、社会全体が、子どもの声に、もっと耳を傾ける必要がありますね。