国連が環境の悪化と災害が女性にもたらす影響を指摘

国連婦人の地位委員会が、「環境管理と自然災害の軽減:ジェンダーの視点から」の中で、環境の悪化と災害の中で女性がより直接的な影響が及ぶ場合が多いことを指摘しています

↓「環境管理と自然災害の軽減:ジェンダーの視点から」が合意された「第46回国連婦人の地位委員会」はこちらです↓

このなかから特に、被災地での女性への配慮、復興にあたっての女性の参画について述べている個所を、抜粋して紹介します。

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▼4.本委員会は、災害を軽減し(防止、軽減及び備え)、対応し、復興を行ううえで、また自然資源に対する管理を行ううえで、女性が重要な役割を果たしていることを認識する。さらに本委員会は、災害が発生した状況では弱い立場にある人がいっそう弱い状況に追い込まれるものであり、この意味で一部の女性は特に弱い立場に直面することを認識する。

▼5.本委員会は、また、災害に対処し家族や地域社会を支える際の女性の能力が、地域社会の再建と復興や将来の災害を軽減するために、起こりうる災害に備えて構築されるべきであると認識する。

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防災、そして震災復興にあたり、女性の視点を活かすことは、国際的には常識となっています。
震災から3ヶ月が経とうとしています。
がれきが残り、物資が行き届かないところもあれば、復興に向けて動き出しているところもあります。
私たちは、女性が置かれた立場をより深く理解し、対応していく必要がありますね。