遠野まごころネットの皆さんと女性のニーズに合わせた支援をしています

女性・子ども応援プロジェクトでは、女性むけ物資のニーズは岩手県遠野市を拠点とした
遠野まごころネットさんからいただいております。

こちらの団体は、民間団体として早くから震災支援をはじめ、様々な緩いネットワークを生かした
きめ細かな支援を毎日数百人のボランティアを投入して行っています。

被災した沿岸地域へのアクセスが良い遠野市から、大船渡、釜石、大槌、陸前高田や山田町などに毎日様々な「部隊」を送っています。

女性・子ども向けのニーズを聞き取り、復興に向けた女性たちの声をまごころネットを通じて生かそうと御調整いただいているKさん、Tさんはじめ、代表や副代表の皆様にお礼申し上げます。

昨日は以下の地域のニーズを聞きだし、女性用セットを届けました。
安心・安全カードつきです。

特に避難所によっては化粧品や生理用品、下着などが潤沢にあることも多く、そういう場合はセットにせずばらばらに持っていき、避難所の協力を得て中に入り、女性やお子さんに好きなものを取ってもらっています。
大切な人がまだ見つかっていない方も多い中、仮設住宅の建設や抽選は地域ごとにどんどん始まっています。(ばらつきはありますが・・)仮設に入ると、物資供給は打ち切られることがほとんどです。


どの女性と話していても「いま、圧倒的に足りていない」と感じるのが、
それぞれの女性の体形に合わせたブラジャーと夏服です。
全国・企業から届く物資のなかには、一般的なMサイズなどのTシャツやキャミソールではなく、
ラージサイズやエクストラスモールがほとんどの場合が多く、着れる人がいないそうです。
また、古着も毛玉などボロボロのものではなく、被災女性を応援する人たち自身が着たいと思うようなものを末永く支援していきたいと思いました。
昨日お会いした女性は大船渡まで買い物に行って一枚夏物のシャツを買ってきてそれをずっと着るとおっしゃっていました。

経済的にも出費が多い中、全てを仮設の引っ越しのために使わなければいけない人も大勢います。まごころネットの足湯を実施しているグループでも、様々な声を足湯提供時に聞くらしく、やはり
「なんでもいるのだろうと送るのではなく、本当に自分のお気に入りのワードローブの中から一枚を贈るという気持ちで、今度来るときに持ってきてほしい」といつも大学生グループにお願いするそうです。

12日に震災後の女性子ども応援プロジェクトが聞き取ったニーズは、毎日新聞社の希望新聞に掲載していただけるそうです。全国の皆さんの応援をお願いいたします。

最後に、応援プロジェクトは今日と明日、女性だからできる復興支援という、ボランティア向けワークショップを、ここ遠野まごころネットで開催させていただきます。