内閣府が「男女共同参画の視点からの防災対策について」を報告

内閣府男女共同参画局は、「男女共同参画の視点を踏まえた東日本大震災への対応について」というサイトを開設し、男女共同参画の視点を踏まえた被災者に対する支援等について、様々な情報を提供しています。
8月5日には、東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援をまとめた「男女共同参画の視点からの防災対策について」を報告しましたので、紹介します。

報告書では、まず、「防災基本計画」や「男女共同参画基本計画」の中で、「防災に男女共同参画の視点が必要である」と明言されていることを確認。
その上で、このたびの東日本大震災における、男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援を取り上げています。

そして、今回の震災後に取り組まれている「女性の視点・ニーズを反映した好事例」として、以下を紹介しています。

・「女性専用スペース」の設置
・被災者支援のための雇用の創出
・女性や子育てに配慮した避難所の設計
・女性のニーズ等を反映した避難所の運営体制等

そして仮設住宅における災害対応として、以下を挙げています。
1)安心・安全の確保に配慮した対応
2)ストレス軽減・心のケア等のための対応
3)仮設住宅の利用、コミュニティ運営体制等への対応
4)女性の参画の推進と生活者の意見反映

これらが「好事例」でなく、すべての被災地で当たり前のように実現されること、すべての女性・子どもが安心して過ごせる環境の整備が必要ですね。