震災時のトラウマ

日本トラウマティック・ストレス学会が、大震災支援情報サイトを立ち上げました。

↓サイトはこちらです↓
http://jstss.blogspot.com/

震災に遭った方、震災報道を見た方、支援している方、それぞれのトラウマと対応を詳しく紹介しています。

ここでは3月18日に掲載された「子どもへのケア」
http://jstss.blogspot.com/2011/03/blog-post_18.html
から、内容を少し紹介します。

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【1.災害が心と身体に与える影響】

災害後の子どもたちには(大人にも)こんな症状が表れることがあります。
・けいれん
・一人ぼっちになる不安
・けがをする
・集中力に欠ける
・動き回る
等々

こうした症状はすべて「一般的で自然な反応である」と知っていくことが大切です。

また子どもに特に注意すべき点として
・保護者が子どもの心身の健康に配慮し、TV等での震災場面の視聴をコントロールする注意が求められる
・子どもの持つ発達障がいの特徴が、症状をさらに強くする場合がある
といったことが挙げられます。

【2.大人へのアドバイス】

・家族が一緒にいる時間を多くもつ。
・言語的なコミュニケーションやスキンシップの大切さを確認する。
・子どもたちが感じる恐れについて話を聞く必要がある。
・何をどう感じるのか、思っているのか、どうしたいのか、自然な形で話すことに耳を傾ける。
・災害について事実を子どもたちに説明し、子どもたちの気持ちを聴く。
・安心できる、頼れる親のイメージの回復に努める。
・子どもたちの問題については、子どもたちの感情を支えながら理解する。
・子どもたちが保護者にまとわりつくことを受け止める。

そして必要があれば、臨床心理士、スクールカウンセラー、心理カウンセラー、ソーシャルワーカー、保健師、精神科医などの専門家の力を借りることを勧めています。

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子どもは大人が思っている以上に事実を認識しています。
子どもの気持ちを受け止め、支える存在の大人が必要です。
サイトの情報を参考に、子どもと大人が手を取り合って、乗り越えていきたいですね。