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ハイチ:女性や子どもに届かない支援

東日本大震災から7か月が経ちましたが、原発の影響も大きく、まだまだ復興が思うように進んでいないところもありますね。
特に女性や子どもへの視点を持った支援は、なかなか行き届きません。

海外でも、女性や子どもへの支援が不足し、危険な状況に置かれていることが報告されています。

2010年に大地震が起こったハイチでは、震災から1年半以上経った今も、難民生活を送っている弱い立場の女性や少女が、非常に危険な状況で暮らしていることが、人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチの調査で明らかになりました。
【調査報告はこちらです】

難民キャンプのテントや路上での生活により、女性・子どもが性暴力に遭うリスクは非常に高くなっています。
さらに食糧不足により、女性が性と引き換えに食糧を確保せざるをえない状況もあります。

もともと弱い立場に置かれている女性・子どもが抱えている問題が、震災によって顕在化します。
それは海外だけでなく、ここ日本でも同様です。

私たちは、日頃の生活の中で抱えている課題に、もっと敏感になり、その感性を持って被災地の復興に取り組む必要があるのではないでしょうか。

埼玉スーパーアリーナでの避難所をもとにした要望が届けられています

福島県双葉町が行政機能ごと移転したさいたまスーパーアリーナは、一時避難所としての役目を3月末で終えました。そこでさまざまな相談活動を行った「震災支援ネットワーク」による、要望書が埼玉県に提出されました。

官民共同対策本部を要望  知事に避難者支援の弁護士ら (Yomiuri Online 読売新聞)


相談数は1349件。
女性に対する嫌がらせに関する相談、DV相談、子どもを触られたという相談も残念ながら出てきているそうです。


昨日、米国のNational Sexual Violence Resource Center (全米性暴力資料センター)のスタッフと電話会議をし、カトリーナ災害時の経験などを共有いただきました。その方はカトリーナ災害時、現地で助成支援をする各機関のコーディネーターをしたそうです。

カトリーナ災害後被災地・避難所で多くの性暴力問題が発生したことには正直心から驚いたとおっしゃっていました。日本の今回の災害でも、効果的な地域の連帯、見守り、意識の啓発が起こらないと、残念ながら起こってしまうだろうと、断言されていました。


私たちがつくった啓発カードは今週分ですべて現地の医療関係者による配布が終わってしまうのですぐに追加で再印刷をします。

以下は本プロジェクトのお願いです。ぜひ、ご協力をお願いいたします。

カード配布・物品支援・ご寄付のお願い

アメリカのハリケーン災害から学ぶこと2:災害後の性暴力の広がり

2005年の北米のハリケーン災害において、災害発生後、被災地で性的暴力が広がっていたことが調査により明らかにされています。
報告に使った事例は47件あり、データによると被害者の53.9%が受入先の建物内で被害に遭っており、また加害者の43.2%が家族や知人といった近親者であることがわかりました。このことから、性暴力が被災者の生活と身近な場所で起こる傾向にあることがわかります。
被災地の方々は、受入先の建物内であっても12人でいることを避け、なるべく団体で行動するように心がけてください。また、支援者の方々は、女性用の相談窓口を作るなど、性的暴力被害者が相談しやすいような環境作りをしてください。

以下がアメリカの検察局、警察局、及び支援団体の調査による、ハリケーン災害後の性犯罪調査報告書(日本語訳)です。

アメリカのハリケーン災害から学ぶこと:暴力が生まれてしまう構造

2005年アメリカ南東部を襲ったハリケーン・カトリーナでも、多くの被災者が長期の避難生活を経験しました。WOMENSENEWSの記事では9ヶ月経った避難生活の場では、70件に上る性犯罪が確認されていました。現場で支援活動を続ける専門家のAlisa Klein氏は言います。

「ここには基準以下の簡易住宅に遠い親せきなどと一緒に住む家族が倍増しています。本来なら一緒に住むこともない人たちが一緒に住んでいるのです。こんなとき、性暴力に対して脆弱になりやすい傾向を目の当たりにしています。ストレスや無力感を感じたり、今後が見えない状態になったときー人々は(特に暴力的になりやすい傾向にある人は)性的な行動化をしてしまうことがあります。」

We have families doubling and tripling up in substandard housing, families living with extended family members they wouldn't normally choose to live with," said Alisa Klein, a public health and violence prevention specialist with the nonprofit National Sexual Violence Resource Center in Harrisburg, Pa. "We're seeing this increased vulnerability to sexual violence . . . When people are stressed, feel powerless, out of control, one thing we know: People do--if they already have violent tendencies--act out sexually."

災害時の暴力を防ぐために(海外)

【海外の災害支援】
世界最大規模の人道支援団体オックスファムや国連は長年、世界の災害支援の際には性暴力に対応する訓練を受けたチームを送っています。(英文)→http://p.tl/5G5O