支援者向け説明会で私たちの活動を紹介してきました

東日本大震災の被害がかつてないほど甚大であったこともあり、「これまで自分がやってきたことを被災地で活かしたい」「何かできることはないか」と考える方が、少なくありません。
また夏休み、ということで、学生さんを中心に、被災地にボランティアに行こうと考えている方も増えています。

そこで、被災地に関心がある方や、支援をしたいと考えている方を対象としたセミナーが、あちこちで開催されています。
こうしたセミナーで、震災プロジェクトの活動を紹介しています。

最近参加してきた、NPO法人ETIC.主催のセミナーを2つ、報告します。

1つ目は、6月30日に開催された「南三陸支援ネットワークミーティング」~被災地の今を知り、これからの支援を考える~

街が壊滅的打撃を受けた、宮城県の南三陸町にフォーカスし、現地の状況、ニーズがどのように変化をしているのかを知るとともに、東京にいる私たちが今後どのような支援ができるのかを考えるミーティングでした。

つなプロ 南三陸 エリアマネージャー補佐として、南三陸支援に取り組んでいる安藤仁美さんからのスカイプでの報告、以前から南三陸でイベントを開催していた方や、出身地が南三陸の方からのお話、そして南三陸町長も電話で登場し、現地、支援者、「何かしたい」と考えている方がつながることのできた、とても有意義な場となりました。

2つ目は「ETIC.震災復興リーダー支援プロジェクトキックオフ&マッチングフォーラム」。

災害復旧からコミュニティ再生・産業復興へとフェーズが進みつつある中、既に現地で活動するリーダーたちの右腕(パートナー)として、長期(3ヶ月~1年程度)でプロジェクトに参画できるメンバーを本格的に呼びかけていくフォーラムでした。

フォーラムで紹介されたプロジェクトは、東北の復興と暮らしを支える人たちのあるがままを届けるWebサイト「みちのく仕事」に掲載されています。

会場は、イスが足りなくなるほどの大盛況でした。



「被災地で支援活動をしたい」と考える方に、震災後の性暴力を知っていただくことは、とても重要です。
なぜなら
・支援者が「停電や建物の倒壊で死角が増える」「避難所やお手洗いが男女共同」といったハード面を改善することで、性暴力を防ぐことができる
・ライフライン復興が中心となる中で、震災地の方は「命が助かったのだから」と、性暴力をはじめとする不快・不安に対して声をあげることが難しい
・土地勘のない中で活動する支援者も、性暴力に遭うリスクを有する
といったことがあるためです。

これからも、こうした支援者向けセミナーでも、私たちの活動を広げていきたいです。