震災報道を見た子どもへのケア

震災発生後、メディアは特別体制を組み、震災報道が中心の番組構成となっています。
自分が楽しみにしていた番組が中止になり、がっかりしている子どもが、少なくないのではないでしょうか。
落ち込むだけでなく、定期的な習慣がなくなることで、様々な影響が心配されますよね。

日本トラウマティック・ストレス学会が「大震災支援情報サイト」を立ち上げ、震災に遭った方、震災報道を見た方・子どもたち、支援されている方、それぞれのトラウマと対応を詳しく紹介しています。
↓「大震災支援情報サイト」はこちらです↓
http://jstss.blogspot.com/

ここで、震災報道が子どもに与える影響とその対処法が掲載されていましたので、紹介します。

【子どもと震災報道】
↓詳細はこちらをご覧ください↓
http://jstss.blogspot.com/2011/03/blog-post_6076.html

■ニュースを見ることの影響を小さくするためのガイドライン
・子どもがどれだけの時間、ニュースなどを見ているか知っておくこと。
・子どもとお話をするために十分な時間がとれ、静かな場所が取れることを確認しておくこと。
・子どもがニュースを見るときは一緒に見ること。
・子どもが何を聞いて何を疑問に思ったのか聞いてみること。
・必要な時にはそばにいて子どもに、安全を守ってあげると話し、子どもに簡単な言葉で安心を与えること。
・報道が子どもに恐怖や不安を与えた場合に起こる可能性のある症状を見つけること。

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子どもは大人が思っている以上に感受性が豊かです。
また大人ほどは自分の気持ちを他人に適切に伝えるだけの言葉を持っていません。
このため子ども特有の症状が現れます。
その分適切なケアが必要です。

震災から3週間。
少しずつ、様々なところに影響が表れてきます。
まず私たち大人が、自身のストレスを自覚し、落ち着いて行動することが求められていますね。