ハイチ:女性や子どもに届かない支援

東日本大震災から7か月が経ちましたが、原発の影響も大きく、まだまだ復興が思うように進んでいないところもありますね。
特に女性や子どもへの視点を持った支援は、なかなか行き届きません。

海外でも、女性や子どもへの支援が不足し、危険な状況に置かれていることが報告されています。

2010年に大地震が起こったハイチでは、震災から1年半以上経った今も、難民生活を送っている弱い立場の女性や少女が、非常に危険な状況で暮らしていることが、人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチの調査で明らかになりました。
【調査報告はこちらです】

難民キャンプのテントや路上での生活により、女性・子どもが性暴力に遭うリスクは非常に高くなっています。
さらに食糧不足により、女性が性と引き換えに食糧を確保せざるをえない状況もあります。

もともと弱い立場に置かれている女性・子どもが抱えている問題が、震災によって顕在化します。
それは海外だけでなく、ここ日本でも同様です。

私たちは、日頃の生活の中で抱えている課題に、もっと敏感になり、その感性を持って被災地の復興に取り組む必要があるのではないでしょうか。